2021/07/17
流れ着いた神様
先日の出張兼、セイクリッドスポットを周る旅から
博多へ戻ってきました。
最終日に滞在した場所は、
まさに、まさに
セイクリッドプレイス/聖地でした。
ミラクルな
「流れ着いた神様」のお話です。
★最終日に選んだ宿は
グーグルマップを見ていて、なんとなく気になった宿でした。
楽天やBooking.comなどの旅行サイトにも掲載されていない宿。
そこは、部屋の目の前が海という
私の大好きなロケーションです。
周辺に何があるということもなかったのですが
その宿に「何か惹かれる・・」という直感のみで、選んだ場所でした。
★到着が夜遅くになってしまったので
夜は、寝るだけ。
早起きしてから、部屋の目の前の海に出て、
過ごしておりました。
ここの海は、遠浅で、潮の満ち引きの差が大きく
満ちると宿のギリギリまで、波際がきます。
海が満ちてきたところでテラスに戻ると、
宿の管理をされている女性が
私の大好きな
ヘーゼルナッツ風味のコーヒーをいれて来てくださいました。
その、とても明るく心地よいエネルギーを持たれている女性が
「流れ着いた神様」のお話をしてくださいました。
おいしいコーヒーに、素晴らしいお話と、波音。
至福の朝です。
★私が世界・日本でのリトリートの話をしていると
「いま、どこの国に行きたいですか？」と聞いてくださったので
いくつかの国名をあげました。
その中には、バリ島がはいっています。
すると女性は
「私も、バリに一番行きたいんです！」とおっしゃいます。
その理由をお話くださったところ
驚きのストーリーが！
★こちらのオーナーは、本業のお仕事も経営されている方。
この宿の土地は、
なんとなく「買っておこう」という直感によるもので
もともと宿にする予定はなく、
自分たちの遊び場だったようです。
そしてある日、
この海で
お面を拾ったそうです。
木で出来たお面で、まだ少しペイントされた色も残っていて
お顔もしっかりわかる状態。
それを綺麗に洗い、飾っていると
それを見た方が
これは
バリの「バロン」という神様だと教えてくださったのだそうです。
どうやら、バリ島周辺の津波で
流れ着いたようなのです。
バリ島の地震を、私もよく覚えています。
ちょうど、バリ島にいく少しまえに大きな地震があり
バリ島周辺のギリ諸島なども、大きな被害がありました。
そんなこともあり、オーナーとも
「いつかバリに行きたいねって話してるんですよ」と。
★そして、ここからがまた素晴らしいお話。
その女性がお話くださるに、
オーナーは、もともと
信心深いとか、目に見えない何かを信じるようなタイプではないけれど
「あのお面を拾ってからというもの、何もかもが上手く回りだした」と言うのだそうです。
私は、なるほど・・。と、思い
「きっと、その神様は、オーナーめがけて流れてきたんですね。
オーナーが上手くいくことで、その影響が周りにも起こる。
そういう、影響力と人徳の大きな方なのでは？」というと
「そうなの！オーナーは仕事だけでなく、ボランティアなども
精力的にしている人なのよ！」とおっしゃいます。
「やっぱりそうなんですね。そういう方のところに
この力を使いなさい。と、神様はやってきたんだと思います」というと
「オーナーに言っておきます」とおっしゃりました。
★そして、その宿の土地はとっても不思議で
宿を建てるために、砂浜に少し盛り地をして高さを出しているのですが
そこに、紫の花が咲く植物が、美しく生えています。
私はてっきり、ガーデニングしたのかと思いきや
盛り地をしたところから、勝手に野生で生えてきたのだそうです。
そして、なぜか
周辺の浜には、多少ゴミが流れ着くけれど
宿の目の前の海だけは、ゴミやプラスチックが流れ着かないで
常に美しいままの海なのだそうです。
「一度も、清掃したことないんですよ！」と。
そして、このお面に願い事をしにくる方もいて
願いが叶ったと、みな報告に来るのだとか。
★その場所は、まるでイヤシロチ。
本当に、心地よい場所です。
「この海の波音を聞きながら、怒る人はいませんね」というと
女性は
「そうなの、来られる方がみんなそんな感じになるんです。
赤ちゃんは、やたらとグッスリ眠るというし、
いつも怒ってる旦那さんが、なぜか優しくなる。
いつもうちの旦那、こんなんじゃないんですよ。と、
おっしゃる方もいます」と。
本当に、心地よいエネルギーに満ちた場所です。
★私は、博多にある十日恵比寿のお話を思い出し、
それも女性に伝えました。
オーナーのお話に、とってもお話が似ています。
福岡の経営者なら絶対に行く、「十日恵比寿さん」も、
博多で商売をしていた武内平十郎という方が
浜辺で恵比寿さんの尊像を拾い、
これを綺麗にしてお供えしていたら
商売が栄え、それが知られて多くの人が参拝し始めたということです。
★神様というのは、そういうことをなさるのでしょう。
神様は、いつも人と一緒にこの世を幸せに繁栄させようとしてくださっている。
だから、沢山いる人の中でも
まずは、世の為人の為を考える人のところに、力を貸してくれる。
自分だけ幸せであればいいという人のところに、辿り着いても
この世の繁栄には、遠回り。
効率悪し。ですよね。
そして、まずは
その力で、幸せになった人が
更に周りを幸せにしていく。
目に見えない力を、信じる信じないより
その手前で、最も大事なことは
自分と周りの、幸せと調和を考え、誠実に生きること。
なのでしょう。
それが、人として、この地球に生まれたミッション。
なのでしょう。
★この日、オーナーは本業のお仕事で北海道に行かれていたらしく、
管理人の女性が電話で、私たちのことを話したら
「会ってお話したかった・・残念」と言ってくださったようです。
「またきっと、リトリートで来られるとおっしゃってるから
会えますよ、と言っておきました。」とも。
「はい、リトリートだけでなく、
海の波音が聞きたくなったら、個人的にフラッときます」と言いました。
神様のお面を拾っちゃうようなオーナーにも会いたいし
お面の神様にも、また会いたいし
まさにセイクリッドプレイスとなった、あの海辺にまた行きたいと思います。
★さて、そのお面の神様「バロン」ですが
バリ島では有名な神様で
バリ舞踊など、観光客向けの舞台でも見たことがある人は多いはず。
バロンダンスで、なじみ深い神様。
日本の獅子舞にも似ています。
バリでは、獅子の聖獣であり、森のの良気の現れで、
バリヒンドゥーの「善」の側面を象徴しています。
災害や邪を追い払うともいわれ、その辺も獅子舞の獅子と類似していますね。
★たまたま、旅から戻った翌朝、
インスピレーションで浮かんだ話にも、
獅子がまつわりました。
今年のはじめに、日本を易で占ったときに
「獅子」がでてきましたが
それを思い出していて
「あ！バロンも獅子！」と
自分の中で、何かがリンクしました。
８月８日前後も、またライオンズゲート。
宇宙の獅子は
これからに必要な何かを伝えてくれているように感じます。
旅を終えて、
この先の世の中の流れを感じることがあり、
大事なメッセージも、寝起きにキャッチしたので
次の記事に続きます。
「この写真すごいでしょ！」と
