2021/08/30
「いつも泣いてました」常泣菩薩からのメッセージ。【宝珠】を手に、次のステージへ続編
「いつも泣いてました」常泣菩薩からのメッセージ。【宝珠】を手に、次のステージへ続編
★先日の宝珠の記事をを読んで頂き
何名もの方から
その記事の直前に
空に宝珠を持った龍雲を撮っていましたという写真を送ってくださった方
観音様から宝珠を受け取ったようなイメージがしたことがあった方
お寺で宝珠をもった龍の絵を見てきたところでしたなど
ご連絡をいただきました。
ありがとうございます。
皆さん、
そのシンクロについて、思うところも
メッセージいただき、
その気づき、受け止め方の素晴らしさを感じます。
宝珠に詰まった智慧も
使っていかなければ
宝の持ち腐れ。
授かったプレゼント
活かしていきたいですね。
私はといえば
あれから
ちょうど９月は京都にいくし
京都にて
宝珠観音様は、どちらに伺えば会えるのかしら？
多少遠くても行きたいなと
と検索していましたら
リトリート後の宿泊先にしていたホテルから
なんと歩いて２分のところにある
六角堂にいらっしゃいました！
京都には無数にある、お寺とホテル。
この中から、驚異の引きに、感激！
★さて今日の記事です。
サダープラルディタ
漢字名で
常泣菩薩のお話です。
この方は
のちに観音様になる方。
つまり、観音様の前世です。
常泣菩薩になる前の
修行の身であったサダープラルディタは
この世界にある悲しみを感じては泣き・・。
人々、自然の苦しみを感じては泣き・・。
いつもいつも泣いていました。
そんなある日
天声を聞きます。
東にいけ。
そこには、叡智の全てを教えてくれる師匠となる者がいる。
と。
智慧の完成を目指していたサダープラルディタは
喜んで東に向かいます。
しかし、
東とざっくり言われましても
どれくらい東で
どの人が
自分の師匠なのか？
わからなくなって
また泣いていました。笑
するとまた
天の啓示を受けます。
とある町にいる
ダルモードガタが師匠だ。
とわかり、
その町へ向かいます。
このダルモードガタは
のちの阿弥陀如来です。
阿弥陀如来と、観音様は
前世では
師弟関係だったのですね。
★さて、街に辿り着いた常泣菩薩。
しかし、師匠に教えを乞うにも
貧乏な身であったため
ダルモードガタに供物するお金もなく、物も買えません。
そこで考えます。
自分が持っているものといえば
この体くらいである。
ならば
身体を売って、供物を得るお金を稼ごうとします。
街の人々に
「人間を買いませんか？」と聞きまわりますが
その時に魔がいたずらし
その声が街中に聞こえないようにしてしまいます。
それを見ていたある神が
サダープラルディタの本気度を試します。
人間に化け
「私はちょうど、儀式のために
人間の血や骨や臓器が必要だ」と声を掛けます。
サダープラルディタは
喜んで！と自分の身体を傷つけ、相手に渡そうとします。
それを見ていた町の裕福な少女が
驚いて声をかけます。
どういう訳で、そんなことをしているかを聞き
そんな素晴らしい智慧を授かるためならば
私がそのお金を出しますので
もう体を傷つけるのはやめてください。と言いました。
そのお陰で
サダープラルディタは、
ダルモードガタのもとへ
叡智の教えを授かりにいくことが出来たのでした。
★常泣菩薩のメッセージからは
いくつもの教えが含まれていますね。
本気度を神に試された。
こういう話は、仏教のストーリーによくあります。
しかし、そういうことなのでしょう。
本気で、自分の真理を求道するならば
必ず、辿り着ける。
時に、その求道を試されるようなこともあるかもしれない。
それでも、自分の真理へ向かうのだという
まっすぐな心の先には
必ず道が開ける。
このストーリーのまんまのように
自分の身体を切りつけるまで
することはないでしょうが
準備が整っているか？どうかなのでしょう。
こういうことって、ほんとよく起こります。
畑が耕されると、
魂の導きは起こり
師は現れる。
とは
ヴェーダの世界でも
中国の孔子も同じことを言っています。
※講座を受けた方は
バクティヨーガの３ページを読みかえしてみてもらえると
同じような事が書いています。
★本題はここからです。
今日、記事にしたかったメインのお話です。
観音様とは、まさに慈悲という愛のエネルギーです。
人々の悲しみや苦しみを抜き取り、癒し、愛に変え救う。
泣いてばかりだったサダープラルディタが
「智慧を得たい、真理へ辿りつきたい」と
身体を切り刻んでまで求めたのは
何のためだったのか？
のちの観音様エネルギーから、それはよくわかりますね。
ちなみに
私が初めて観音様のエネルギーに触れ、そ
の場から離れられなくなったのは
デートで行った鎌倉の長谷寺です。
全く知識もなく
「観音様って聞いたことはあるが？？」
くらいな若造。
しかし、そこでのエネルギーに驚きます。
「なんなのだ？これはなんなのだ？
この仏像の人は誰だ？？」
今振り返れば、その慈愛のエネルギーを感じていたのだとわかりますが
当時は、
全く「なんなのだ？」です。
因果なものです。
よく講座やワークショップでも慈愛瞑想をしますが
観音様のエネルギーに
何ゆえか共鳴してしまうのは
私も泣き虫だからでしょう。
★話を戻します。
観音菩薩が、修行を続けて菩薩になっても
地球の人々が、苦しみから救われない状況に
まだ泣いていると
右目の涙、左目の涙から
白ターラー菩薩と、緑ターラー菩薩が生まれます。
二粒の涙から生まれたターラーは
観音菩薩の補佐をするように
民衆を救いますと誓いをたてます。
私は、
Oṃ tāre tuttāre ture svāhā
というターラーのマントラも好きで
良く歌っています。
ダライラマも、今のこの世界の流行り病に対し
このマントラを、すすめていました。
★元泣き虫な観音様。
いや、菩薩になってからもまだ泣き虫な観音様ですが
この観音様のもつ愛のエネルギーは
サダープラルディタの悲しみの末に
生まれた
慈悲・慈愛です。
悲しみを追いやるということは
されていませんね。
しかし
サダープラルディタは
悲しみを抱きながらも
ただただ、その悲しみに留まったわけではありません。
じゃぁ、どうしよう？
じゃぁ、何をすればいい？
自分に出来ることをし
智慧と真理を求めました。
フォーカス先を変えただけで
悲しみは、きっと今も抱き続けてらっしゃるかもしれません。
それは
私たちの世界から、悲しみが消えるまで
一緒に共有してくれる覚悟を
ターラー達とともに、してくれているかもしれません。
私たちも
悲しみに蓋をして、見ないふりをしたり
無理に手放そうとしたり
する必要はない。
それがあるから、気づけることもある。
悲しみの裏にある愛とともに
それを大事に抱きしめていてもいいのだと思います。
ただ、次にどうするか。
私がフランス・ボルドーでマインドフルネス・正念という瞑想を学んだ
ティクナットハン師も
言っていました。
怒りがもし起こっても
まずは
ただただ、その怒りを抱きしめるのですと。
そうすれば
次に自分が何をすればいいかが、わかってくるわけです。
怒りや悲しみのままに、言動をとるわけではない。
サダープラルディタが身を呈して教えてくれたように
「じゃぁ私が今できることは何だ？」
考えてみる
やってみる。
すると
サダープラルディタを試した神が
ちゃんと、
智慧を授かりにいける供物代を与えてくれる女性も
準備済みだったように
先へ進む道は用意されている。
★きっと私たちに宝珠を与えてくれた
観音菩薩の化身の龍も
次のステージへ
本気で進むと、決めたのですね？
と、
その球を与えてくれたのかもしれません。
その大きな愛の懐のもと
宝の持ち腐れにならないよう
その叡智を大事に使い
先へむかいましょう。
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